Smile With You TOP >> 被災地報告 >> 2014年7月26日 活動報告
2014年7月26 被災地報告
平成26年7月26日 被災地訪問で感じた事
今回は一回り以上年下の方が3人ツアーに参加して下さりました。
自分ではまだまだ若いつもりですが、あのような若い方々と一緒に行動させて頂いて、様々な刺激をもらうことができました。
まっすぐな思い、純粋な言葉、豊かな感性など、素晴らしい若者たちと時間を共有させてもらえたことは、今回の旅の大きな収穫でした。
今回参加してくっださった3人のような若い方々に、色々な経験をさせてあげたいと心から思いました。

私たちが、被災地に現在訪問する意味合いとしては、大きく分けて二つがあると思います。
一つ目は今回参加してくれた彼ら3人のような人たちに、きっかけと機会を作ること。
そのきっかけと機会をどう生かすのかは、本人次第ですが、きっかけと機会を作ることは私たちの大切な役割だと思っています。
人にはそれぞれ役割とできることがあると思います。熱い思いを持っているけれど、金銭的にはなかなか余裕を作れない人、金銭的にはそこそこ余裕があっても時間を作れない人などなど。被災地に対してだけではなく、社会に対しても、人に対しても、何に対しても、誰もが出来ることがあり、何かしらの役割を演じることができるはずです。
そして出来ることをし、役割を演じることは、自分以外の何かの為だけではなく、自分自身の為でもあるはずです。
それを認識し行動を起こすことこそが、大きな力になる第一歩だと強く思います。

被災地を訪問する意味合いの二つ目としては、会いに行く、ということです。
何をしに行くというわけでもなくそこにいる人に会いに行く、偶然にも巡り合えてつながりを持てた人に会いに行く。
単発の自己満足の為だけの訪問は、むしろ現地の人の心にさみしさと孤独感を与えてしまうのではないかと思います。
出会えたことに感謝し、頻度は高くなくても会いに行くだけで、思いは伝わるのだと思います。
物質的な支援は場合によっては必要ですが、ある一定の程度を超えたものはむしろマイナスです。物やお金でつながった関係というものは脆く、記憶にも残りにくいと思います。
本当の意味の心のケアとはなんでしょうか。寄り添うというのはどういうことでしょうか。
そんなに大層なことではないのではないかと思います。
思いやりを持ちあう事が根本だと思います。
会いに行けないのであれば手紙を書くことだって一つの方法です。

原点に返ってみれば、つまるところは人と人なんですよね。
今回再認識させてもらったことです。
木部 雅也